「WordPress 7.1.4」が公開、リモートコード実行や多数のXSSを修正
PHPの脆弱性(CVE-2026-109618 / 109619)の修正パッチ対応に追われた10月21日から1週間経過しました。
WordPress開発チームは2026年10月28日、セキュリティアップデートとなる「WordPress 7.1.4」を公開しました。
今回のアップデートでは、更新処理中にリモートコード実行につながるおそれのある脆弱性や、複数のクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性などが修正されています。
WordPress開発チームは、セキュリティリリースであることから、各サイトで速やかにアップデートすることを推奨しています。
WordPress 7.1.4の主な修正内容
今回のアップデートでは、WordPress本体に関する複数のセキュリティ問題が修正されました。
主な修正内容は以下のとおりです。
- WordPressのアップデート処理中にリモートコード実行につながるおそれのある脆弱性
- 特殊なブロックマークアップを利用した格納型クロスサイトスクリプティング(XSS)
- 個人データ消去リクエスト機能における格納型XSS
- Interactivity APIにおける複数の格納型XSS
- Interactivity APIにおけるサービス拒否(DoS)につながる問題
- カスタマイザーの選択的リフレッシュ機能における格納型XSS
- カテゴリーブロックにおける格納型XSS
- 特殊なユーザー名を利用した格納型XSS
- 未公開のカスタマイザー変更内容が、認証されていないユーザーから閲覧される問題
- プレイリストブロックおよび画像ブロックにおける格納型XSS
- コメントページネーションブロックにおける格納型XSS
- 投稿を編集する権限のない特権ユーザーが、投稿に付けられたノートを閲覧できる問題
- eMudhraの証明書失効に伴う、同梱ルート証明書の更新
このほか、ユーザー管理やブロックの表示処理など、複数の機能に関する修正が含まれています。
今回のリリースでは、合計22件のセキュリティ問題への対応が行われています。
リモートコード実行やXSSなどの脆弱性を修正
今回の修正で特に注意したいのが、WordPressのアップデート処理中にリモートコード実行につながるおそれのある問題です。
リモートコード実行(RCE)は、攻撃者が対象のシステム上で任意のコードを実行できてしまう可能性がある脆弱性です。悪用された場合、サイトやサーバーの安全性に深刻な影響を及ぼすおそれがあります。
また、今回のアップデートでは、格納型クロスサイトスクリプティング(XSS)に関する複数の問題も修正されています。
XSSは、悪意のあるスクリプトがWebページに埋め込まれ、ページを閲覧したユーザーのブラウザー上で実行される可能性がある脆弱性です。管理画面やコンテンツの処理に関する問題が悪用されると、サイト管理者などに影響が及ぶおそれがあります。
さらに、未公開のカスタマイザー変更内容が第三者に閲覧される問題や、投稿に付けられたノートのアクセス権限に関する問題も修正されています。
これらの修正を適用するためにも、WordPressを最新のセキュリティ修正版へ更新しておきましょう。
WordPress 7.1.4へのアップデート方法
WordPress 7.1.4へのアップデートは、管理画面から実行できます。
- WordPressの管理画面にログインします。
- 左側のメニューから「ダッシュボード」→「更新」を開きます。
- WordPress 7.1.4が表示されていることを確認します。
- 「今すぐ更新」をクリックします。
- 更新完了後、WordPressのバージョンが7.1.4になっていることを確認します。
アップデートを実施する前に、データベースとWordPress関連ファイルのバックアップを取得しておくと安心です。
また、更新後はサイトの表示や管理画面へのログイン、主要なプラグインの動作などに問題がないか確認しておきましょう。
なお、WordPressの自動バックグラウンド更新に対応しているサイトでは、自動的に更新処理が開始される場合があります。手動で更新していない場合も、実際のバージョンを確認することをおすすめします。
まとめ
WordPress 7.1.4では、アップデート処理中のリモートコード実行につながるおそれのある問題や、多数のXSS脆弱性を含むセキュリティ問題が修正されました。
AIによりソフトウェアの脆弱性の発見が加速している今、疲弊している暇はありません・・・。
WordPressを利用している方は、バックアップを取得したうえで、速やかにアップデートを実施しましょう。
なお、旧バージョン向けにもセキュリティ修正の提供が進められています。利用しているバージョンに応じた修正版が公開されているか、公式情報を確認してください。
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