WordPressで独自ドメインを利用している際、途中でサイトのURLを変更しなくてはならない場合があるかと思います。
理由をあげるとするならこんな感じでしょう
- ドメインの失効
- サイト名の変更に伴う変更
- サーバー移転時の一時URL
ドメインの失効、そもそもドメイン自体を変更する場合のほか、動作テストやサーバー移転時にまずは別のドメインで準備して移行したいケースもあります。
WordPressはデータベースにドメイン情報が登録されています。
データベースを変更をすれば済むことなのですが、書き込まれている範囲が複数あり、安易に変更すると後悔することになるでしょう・・・。
手作業は難しいので変更する際はツールを使います。
DATABASE SEARCH AND REPLACE SCRIPT IN PHP
変更にはDATABASE SEARCH AND REPLACE SCRIPT IN PHPというツールを利用します。
Database Search and Replace Script in PHP / Interconnect IT – WordPress Consultants, Web Development and Web Design
ファイルのダウンロード
サイトにアクセスするとページの中央あたりに「DOWNLOAD V3.1.0」というボタンがありますのでそこからダウンロードします。
※2016/11/23時点で最新版
ファイルのアップロード
ファイルを解凍後、FTPでサイトURLを変更したいWordpressのインストール先にディレクトリごとアップロードします。
設定
アップロード完了後、「http://現在のURL/Search-Replace-DB-master/」にアクセスします。
- 旧ドメイン 変更前のドメイン
- 新ドメイン 変更後のドメイン
- tables 適用するテーブル
同じデータベース内に、他のWordpressが入っていなければ「all tables」で問題ないですが、他にも入っている場合は「select tables」を選び、該当のテーブルを選択します。
テスト(dry run)
設定が完了したら、まずはテスト(dry run)を走らせてみます。
actionsセクションに結果が表示され、ドメインの変更箇所があるテーブルに何ヶ所あるか、詳細(view changes)も閲覧することが可能です。
実行(live run)
テストで特に問題がなければ、変更を実行します。live runをクリックすると確認画面が表示されるので「OK」を選択。
しばらくするとテスト同様actionsセクションに結果が表示され、live runボタンのクルクルアイコンが消えると完了です。
特に完了メッセージなど表示されないのと簡単なため拍子抜けするかもしれません。
新しいURLでアクセスして問題なければ作業は完了です。
変更前にデータベースのバックアップは必ずするようにしてください。