管理用ユーザであるrootは全ての権限があります(スーパーユーザーとも呼ばれます)。
Linux(UNIX)サーバー管理においては、何でも操作ができるrootでのログインは推奨されておりません。
なぜなら、rootログイン時にバックドアが作動する仕組みが走った場合、システムファイルの削除など多大な影響を与えてしまう。
また、ユーザーの操作でうっかり大事なファイルを削除してしまうということも懸念される。
このような危険性があるため、通常の運用時は一般ユーザーを使い、インストールなど管理者権限が必要な時のみ、suやsudoを使う運用をオススメします。
suとsudo
su(エスユー)とsudo(スードゥー / エスユードゥー)とはLinux(UNIX)コマンドの1つ。suは一般ユーザーから管理者に切り替える際に使うコマンド。sudoは一般ユーザーがコマンドを実行時に、管理者権限で実行することができるコマンド。
ユーザーの作成
hogeというユーザーを作成します。
useradd hoge
パスワードの設定
hogeというユーザーにhogehogeというパスワードを設定します。
パスワードコマンドは対話方式になっており、New passwordと表示された後に入力してください。入力時カーソルの表示や文字は一切出ませんのでご注意ください。
passwd hoge Changing password for user hoge. New password: (hogehoge)
all authentication tokens updated successfully.と表示されるとパスワードの変更は完了です。
メモ
実際にはhogeというユーザーでhogehogeというパスワードを設定した場合、作成できません。
ユーザー名の文字列が含んでいたり、短すぎたりした場合にBAD PASSWORD: it is too shortやBAD PASSWORD: is too simpleというエラーが出ますので、きちんとしたパスワードを設定しましょう。
コマンドのオプションなど詳細は以下を参照してください。