一般ユーザー作成ページでも管理者ログインの危険性を説明しましたが、管理者権限は何でも出来てしまうため、普段は一般ユーザーを使います。
プログラムのインストールや特定のディレクトリのファイルの削除など、管理者権限でしか出来ないコマンドを一般ユーザーが実行できるようにするコマンドです。
sudoの設定
sudoを利用できるようにするために一般ユーザー「hoge」をグループ「wheel」に所属させます。以下のコマンド(ユーザー名は置き換えて)を入力してエンターキーを押します。
usermod -G wheel hoge
コマンドのオプションなど詳細は以下を参照してください。
グループ「wheel」のユーザーをsudoを利用できるように設定します。
以下のコマンドを入力してエンターキーを押します。
visudo
104行目あたりの%wheel ALL=(ALL) ALLにある先頭の「#」を取って上書き保存。
## Allows people in group wheel to run all commands # %wheel ALL=(ALL) ALL
↓
## Allows people in group wheel to run all commands %wheel ALL=(ALL) ALL
操作方法
#にカーソルを持って行き「x」を押すか「Backspace」などで#を削除。「esc」キーを押した後以下コマンドで保存されます。(#はコメントアウトの文字列です)
:wq!
sudoの利用方法
以下のコマンドは再起動ですが、sudoを入れない場合、警告が表示され実行できません。。
shutdown -r now shutdown: Need to be root
コマンドの前に、「sudo」と入れます。[sudo] password for hoge: とパスワードの入力を求められるのでhogeのパスワードを入力すると実行できます。
sudo shutdown -r now [sudo] password for hoge:
sudoの許可されていないユーザーの場合は以下のようなメッセージが表示され実行できません。このように表示されたときはvisudoの設定を再度見なおしてみましょう。
vi ファイル名
当サイトではviの使い方の説明を細かくはしませんので、コマンドを確認しておくことをオススメします。